トピックス

選書ツアーの図書が入荷しました
2009年1月16日
選書ツアーコーナー
選書ツアー図書

選書ツアーでの選定図書の整理が終わりました。図書館でコーナーを設けています。選定した方以外も是非ご利用下さい。

参加者からの感想文と推薦文の一部を紹介します。図書選びの参考にどうぞ。

選定リスト

感想文

今回選書ツアーに応募したのは、単純に面白そうと思ったのと学校の蔵書に文学書(小説)が少ないなぁと感じていたからです。大学の図書館という環境上、専門書に比べて文学書が少ないのは仕方ないことと思っていたけれど、このような企画があることを知りせっかくだからと応募してみました。選書ツアーでは、読んでみたかった本・興味を持った本や、人に薦めたい作家さんの本を選んでみました。自分の選んだ本が、もっと本を好きになってくれるきっかけ、世界観を広げるきっかけになってくれたらうれしいです。

今回、選書ツアーに参加させていただき、非常に貴重な経験をさせていただいたと感じています。今回は私たち学生が読みたいと思ったものを増書して頂きました。これはある意味、無料で本を購入できる「あっと驚くような機会」でした。「本」には人の想い、願い、考えなど数多くのものが詰まっています。そんな「本」に積極的に触れる機会を提供していただいた図書館のみなさまには大変感謝しています。ありがとうございました。

今回の選書ツアーに参加して改めて本に囲まれた生活は楽しいと思いました。新書や専門書は学生には金銭的に購入が困難なのでこのような機会があるのはとても良いことだと思います。友人と一緒に参加できたので周りの人がどんな本を読んでいるのかや友人のお勧めの本なども教えてもらったりなど有意義な時間が過ごせました。これまで図書館をレポートの資料探しなどあまり頻繁には利用していなかったのでこれを機にこれまでより利用させていただこうと思います。

今回選書ツアーに参加して、図書館を自分達の手で好きなように変えるきっかけが貰えた感じがして、とても嬉しかったです。ただ、欲を言えば「大学生に相応しい〜」のような条件がなければもっと楽しく選べたかも知れないなぁと考えるとちょっと残念でした。もし次回も募集があれば、是非参加したいです。

図書ツアーに参加して思ったことは、"やっぱり自分は本が好きなんだなー"ということです。 日頃から、本は読んでいましたが読んでいるのは、サブカルものが多かったりしていました。それに普通の本(文庫ではない)ってどうしても値段が高いので"ベストセラー!!"とか帯がしてあっても、なかなか食指が動きませんでした。しかし今回の図書ツアーの予算はなんと驚きの○万円!!普段スルーする本を余裕で買えてしまえる金額でした。そして、本をその場で衝動買いすることができる快感。こんなに一気に買うのは年に一度あるかないかってくらい。自分で本を買おうと思ってもなかなかお金出せませんよね?ジライも踏みたくないですし。専門書に至ってはベラボーにたかいですしね。しかし、今回のツアーで自分の読みたい本を図書館に入荷してもらったのでもう安心!図書ツアー万歳!これから、本を借りてゆっくり読もうと思います。もちろん、返却期限を延ばせるように"マイライブラリ"の登録はしてありますよ。

推薦文

推理小説 / 秦建日子著

2005年篠原涼子主演「アンフェア」としてドラマ化された、秦建日子のなんとも大胆なタイトルの一冊。ある日、刑事雪平夏見のもとに何者からか小説が届き、それに書いてある通り次々に殺人が起こる。前代未聞の小説予告型殺人に、翻弄される警察、そして雪平。ドラマ版とは少し違ったストーリーだが先の読めない展開、捜査を進めれば進めるほど錯乱していく犯人像…これはまさに「推理小説」と呼ぶほかない。本作の続編「アンフェアな月‐刑事雪平夏見‐」と合わせてどうぞ。

冷たい校舎の時は止まる 上・中・下 / 辻村深月著

第31回メフィスト賞受賞作。さらに現在「月刊少年マガジン」にて連載中の辻村深月デビュー作。 受験を控えた、さまざまな性格・境遇の男女8人の高校生。彼らがある雪の日、校内に閉じ込められることから物語は始まる。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計…。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭での自殺事件を思い出す。しかし、死んだ同級生の顔名前は、誰1人として思い出せない――。死んだのは、誰!?青春をリアルに切なく描いた、長編傑作。

名前探しの放課後 上・下 / 辻村深月著

主人公 依田いつかはある日気がつくと、3ヵ月前の世界にいた。「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺するんだ」しかし自殺の詳細は、覚えていない…。唯一言えるのは、“誰か”が自殺するということのみ。タイムスリップで3カ月前に戻されたいつかは、“誰か”の自殺を止めるため、同級生たちと“名前”を探す。読了後、きっと何ともいえない温かな気持ちが溢れてくるはず。辻村作品ならではのスター・システムも勿論健在。

図書館戦争 / 有川浩著

 「図書館の自由に関する宣言」から生まれた「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるため」の検閲が、法律によって認められ、検閲に際しては武力行使さえ許される架空の日本を描いた作品です。「表現の自由」について、いろいろと考えさせられた一冊でした。また、小説としては非常に読みやすい印象を受けました。日頃、本を読まない人でもおすすめしたい一冊です。

犯意 : その罪の読み取り方 / 乃南アサStory : 園田寿解説

裁判員制度が来年、施行されようとしています。今後、裁判員になるのは私たちかもしれません。人を裁くには「起きた事実」をはっきりと理解し、どのように「法を犯した」のかを見極めなければいけません。この本では、乃南アサさんの小説をもとに、どのような行為が「罪を犯した」ことになっていくのかを解説していく形になっています。「60人に1人は裁判員を経験すると言われる」将来のために読んでおいて損はない一冊だと思います。

東大合格生のノートはかならず美しい / 太田あや著

あなたは東大生のノートを見たことがありますか? なんて質問されても、普通は「ねーよ」と答えると思います。この本は著者が現役の東大生や卒業生からノートを借りて、その中から7つの法則を見いだし紹介しています。この本を読めば東大生のようになれる…ということはありませんが、きっと何かの役には立つはずです。とくに、日頃テスト前にノートを友達から借りてまとめようという人にみてもらいたい本です。テスト前のスパートを華麗に決めるために、今のうちから読んでみたらどうでしょうか?

メタセコイアからはじめよう! : 無料で作る3Dキャラクター / 原田大輔著

インターネットのいろいろなサイトを見ているときに「これ,きれい」とか「これ、かわいい」なんて思ったことはありませんか?それは一般的にCG(シージー)といわれているものなんです。ソレをみて、ああ、自分にもこんな絵をかけたらなー。なんて思ってるあなたにBig Chance!この本はCGの中でも3Dとよばれる。立体感のあるCGを誰でも、簡単に作っちゃえるようにする本なんです。この本には、メタセコイアというソフトの無料版が 入っており家のパソコンですぐに作品を作ることができます。ぜひ、この本を読んで、3DCGの世界に足を踏み入れてみてはどうでしょう。

ARToolKit拡張現実感プログラミング入門 : 3Dキャラクターが現実世界に誕生! / 橋本直著

よく映画などである立体映像、ああいうのってあこがれますよね。この本はその立体映像を作ることができるようにする本です。ちなみに拡張現実とは現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す(wiki調べ)でよく聞く バーチャルリアリティとは逆の概念だったりします。まあ、本当はいろいろと書きたいところですが一ついえるのはSFに近づいてるな。ってかんじです。よくわかりませんよね?それならもう、読むしかありません。あなたもSFを感じてください。あと、この本の作者さんは現在九州工業大学の大学院に在籍(*1)されているようです。サイトもいろいろ書いてあるので、チェックですね。(*1:H21.3博士後期修了予定)

アダムの旅 : Y染色体がたどった大いなる旅路 / スペンサー・ウェルズ著 ; 和泉裕子訳

Y染色体とは男性のみが持つ性染色体です。これは細胞の中に一つしかなく男性ならば父親から受け継ぐものなのです、もしこの染色体を過去にさかのぼって追いかけることが出来るなら、もしかしたら…貴方の隣にいる誰かのY染色体と貴方のY染色体は同じ誰かから受け継いだかもしれません。一体誰が男性の祖先アダムはどこから来てどこへいったのか…?そんな観点からY染色体の行方を追った研究者たちのお話を描いた本です。

O型自分の説明書 / Jamais Jamais著

O型は大雑把?え、ほんとにそうなの!?そんなこと無い無い…なーんてウッソーん(笑) ホントのO型の全貌が明らかに!?血液型シリーズのO型編ですが、あー…確かにね、なんてうなずけること満載!O型サンはもちろん他の血液型サンも身近なO型サンの生態解明のために読んでみてはいかがでしょうか?大雑把で悩み知らずにも見えるO型サンの繊細な一面が見れるかもしれないです。動物と会話するO型サン…とか身近に居ないでしょうか?

チョコレート工場の秘密 / ロアルド・ダール著 ; クェンティン・ブレイク絵 ; 柳瀬尚紀訳

ジョニーデップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』…この映画の原作がロアルドダール作「チョコレート工場の秘密」です。映画しか見たことない人はきっと、出てくる人のイメージ画とのギャップに驚くと思います。また、ページが進むにつれてドキドキ・ワクワクしてくるので本が苦手、嫌いだという人達にも楽しく飽きずに読める一冊です。この本の続編「ガラスの大エレベーター」も一緒に読めば更に楽しくなると思うので、是非一度読んでみて欲しいです。

火の粉 / 雫井脩介著

ある日隣に引っ越してきたとても優しい男は、定年退職する前に無罪にした人だった。ここから、元裁判官の家庭の崩壊が始まります。隣人となった男は、最初は本当に優しい人だと感じるのですが、読んでいくうちに不気味になってくるはずです。そして、この本を読み終わった時、きっと、妖怪や幽霊などの恐さではなく、人間の恐さ・不気味さにゾッとすると思います。

Tokyo dream / LiLy著

夢を「持ち続ける」事の大変さ、叶った時の喜びを感じられる一冊です。

現場のプロから学ぶXHTML+CSS / 益子貴寛 [ほか] 著

現場の最前線でWeb制作に携わる7人のプロ直伝の、「いま知っておくべき」XHTML+CSSの知識とテクニックを集成した1冊です。

すこやかにおだやかにしなやかに / 谷川俊太郎著

いろいろな悩みやストレスのある方にぜひ読んでみていただきたい一冊です。

不老不死 : 究極のサイエンス / 金子隆一著

火の鳥、人魚の肉、ドラキュラetc. 「不老」や「不死」といったキーワードは様々な物語に登場します。しかし、不老不死について真面目に書かれた本なんてなかなかお目にかかれないと思う。誰しも一度は不老不死について考えるものです。不老不死って何だろうと読んで、逆に不老不死のあり方について考えさせられる一冊でした。

選書ツアーについて