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選書ツアーの図書が入荷しました
2010年1月8日
選書ツアー図書
選書ツアーコーナー

選書ツアーでの選定図書の整理が終わりました。図書館でコーナーを設けています。選定した方以外も是非ご利用下さい。

参加者からの感想文と推薦文の一部を紹介します。図書選びの参考にどうぞ。

選書リスト

感想文

図書館にはまだまだ読みたい専門書が足りないと感じることがあったため、読みたい本を入れてもらえるとのことなので選書ツアーに参加しました。 実際に本の中を見ながら選べる点は良かったのですが、置いてある専門書がもっとあればよかったこと、中身を確認しながら選ぶには時間が少し短かく、もっとじっくり選びたかったことを残念に思います。 バーチャル選書で選びましたが店に洋書がなかったことも残念です。 ネットワークセキュリティ関係の本は,これまで図書館に少ししかなかったため、選んだ本が図書館に入ってくるのを楽しみにしています。

図書館というのは自分が読みたい本を読めるという場所で、それだけならばそのへんの本屋さんとなんらかわりないのでしょうが、ルールさえ守れば「無料で」本を読める、本屋さんであればその本の代金を支払わなければなりませんから、やはり図書館の存在価値というのは本好きにとっては非常に大きなものだと思います。そのかわり本屋では購入した本は自分の物になり、そこは借りた本は返さなければならない図書館とは違うのですが、「物語を読む」という行為にだけ際して言えば、結局は同じことでしょう。そういう図書館に自分が読みたい本が無いという場合、これはもう購入するかあきらめるしかないのでしょうが、第三の選択肢としてこの選書ツアーがあります。図書館にいれたい、自分が読みたい本を大きな本屋で購入でき、しかも一人あたりの予算も十分にあり、大量に小説を購入するのも可能ですし、高価な参考書を購入するのも可能です。 正直、実際の予算が予想していた額を大幅に上回ったので、本当に好きなだけ選書することができました。もし次回があるのならば、また参加したいと思いました。

自分が今回の選書ツアーに応募したのは、研究に関する読みたい専門書(モータやメカトロに関する書籍)と好きな作家の読みたい文芸書が図書館で見つからなかった時に偶然に図書館に張ってあったポスターを見たからです。また、実際に参加させてもらって実際に大型書店で色々な本を手にとって見て、選書することができたのはすごくよかったです。具体的には中身を確認できるので分かりやすい本を選べたところ、選書を行った書店が専門書が多かったところが特に自分は良かったと思いました。

今回、選書ツアーに参加することができてとても良かったと感じております。普段、図書館を利用していてこんな本があったらいいなという希望を具体的に選書という形で実現できたからです。特に、いつもなら立ち読みしかできないような高価な書籍も自分の手で選び、購入することができて大満足、もう言うことも思い残すこともなしでした。選んだ書籍の中には若干自分の趣味の世界が入っているものもありますが、多くの人が図書館を通じて自分の選んだ本を読んでいただけるといいなと思います。来年もあったらぜひ参加したいと思います。

推薦文

人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ著

大学生の恋の話。それだけ書けば平凡な恋愛話になると思われるかもしれませんが、実際、そんなもんでもないです。 大した分量も無い短い話ですし、さらっと読もうと思えば読めるのでしょうが、さらっと読むのは勿体なく、時間をかけて一文一文、雰囲気や感情に浸りながら、少し多めの行間を味わいながら、いたい描写を噛み締めながら、読んでほしい話です。

Google Androidアプリ開発ガイド / 柳井政和著

androidと言えば最近普及してきたスマートフォンの基本ソフトですが、この本を参考にしながら、自分でandroid携帯用のアプリを作ってみてはいかがでしょうか? androidの携帯電話を持っていなくてもパソコンで動作するエミュレータで開発できますよ!!

ネットワークの教科書 増補改訂版

ネットワークの仕組みに関して,わかり易い図付きで解説してあります。 この本を読めばネットワークの実践的な知識が手に入るかも。 同シリーズ?としてLinuxの教科書もありますが、図書館にも置いてあり、こちらも良い本なのでぜひ!!

日本テクニカル分析大全 / 日本テクニカルアナリスト協会編

テクニカル分析とは、株や為替相場の過去から現在までの値動きを利用して未来の値動きを予測する手法です。 移動平均などもテクニカル分析のひとつになります。この本の第3部がおすすめです。 私は株取引を行なっているため興味を持ちましたが、テクニカル分析で用いられている手法には、研究などでも応用できるところが結構あります。 おもしろいので勉強してみては!!

ハッキング非公式ガイド : 天才ハッカーから学ぶ攻撃と防御 / アンキット・ファディア著

九工大図書館には、なぜかセキュリティ関係の本が少ない?自分が知らないだけですか? この本ではいろいろな攻撃方法やそれに対する対応策が書かれています。 ネットワークには危険がいっぱいです。自身を守るためには攻撃方法も詳しく知っている必要があるのです。 コンピュータネットワークに詳しくなりたい人はぜひ読みましょう!!

数学ガール:ゲーデルの不完全性定理 / 結城浩著

これで3冊目になるシリーズものです。 前回はフェルマーの最終定理でしたが、今回はゲーデルの不完全性定理の証明を目指して進んでいきます。 数学が完全ってことを数学では証明できない?っていうアレのことです。 このシリーズは、おもしろいのでとりあえず読んでみましょう。 かなりわかり易い解説付きで物語が進んでいきます。 数学の話しだけでないので、数学が苦手な人でも読める本です。これで数学が好きになるかも?

Another / 綾辻行人著

その学校の、そのクラスにはある「呪い」がある。避けられない死の連鎖に挑む少年少女の運命は--新本格の旗手が満を持しておくる、戦慄の青春ホラー。 読者の意表をつくような大どんでん返しのあるストーリー構成と叙述トリックに定評があり、新本格派ミステリー作家を代表する著者がインタビューにて「今までにない面白いアイデアを思いついた」と述べた作品。ホラーとなっていますが、著者ならではのミステリー要素も満載です。

僕の小規模な奇跡 / 入間人間著

 もしも人生が単なる、運命の気まぐれというドミノ倒しの一枚だとしても。僕は、彼女の為に生きる。僕の行動の結果が、遠い遠い全く別の物語に、生まれ変わる気がするから。 これは、そんな青春物語だ。 とある兄と妹を中心とする青春群像劇。独特でシニカルな文章で、奇異な価値観を持った登場人物が多出するのが著者の特徴です。また、文章だけでなく装丁も独特でスピン(栞の紐)がなぜか4本もついているというユニークさも魅力です。

ナチスの発明 / 武田知弘著

鉤十字、ヒットラー・・などナチスに関連するものはたとえどんなものでもぞんざいな扱いを強いられてきている現代ですが、そのなかでもナチスに関連する、いわゆる「科学の良い面」にスポットを当てた書籍です。コンサート技術やジェット機などわが国でも一般に普及しているものまであの国が開発したものだったとは・・という驚きがあります。著者の意図としても「ナチスの科学力は世界一」というものではなく純粋に雑学・科学の本としてお勧めできます。

選書ツアーについて