SIMON SCHAMA'S THE AMERICAN FUTURE サイモン・シャーマのアメリカン・フューチャー |
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1巻 | |||
American War なぜ戦うのか |
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(50分) |
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第1巻では、アメリカが戦争する理由をその歴史の中に探る。第3代大統領ジェファーソンは、そもそも民主国家を自衛するという理念で軍隊を作った。しかし 1789年に13の州により合衆国が成立すると、軍隊の意味あいが徐々に変っていく。62万人の死者を出した南北戦争で戦争の惨劇を味わいながらも、自由を守るためには先制攻撃もやむなしという論調になっていった。1898年、米西戦争で米軍はスペイン軍を打ち破り、その後もフィリピンの民主化を見届ける名目で駐留したが、度重なるゲリラの猛攻など混迷にのめり込んだ。同じ構図がベトナム、イラクへとつながっていく。2008年の大統領選の最中に行われた退役軍人集会でのインタビューでは、自由への対価が流血や悲しみであることを知っている人たちに、この国の将来のために今何をすべきなのかを問う。 | |||
<出典> BBC 総合カタログ2010(MARUZEN) |