オープンアクセスについて

ジャーナルへの投稿論文をオープンアクセスにするには、2通りの方法があります。

1. オープンアクセスジャーナル・ハイブリッドジャーナルに投稿する(ゴールドOA)
2. 購読型ジャーナルに投稿後、機関リポジトリに登録する(グリーンOA)

1. オープンアクセスジャーナル・ハイブリッドジャーナルに投稿する(ゴールドOA)

オープンアクセスジャーナルは,その論文がオンラインで誰でも無料で利用できる査読済み雑誌です。
ハイブリッドジャーナルは通常の購読型ジャーナルで、オープンアクセスオプションを選択することでオープンにできます。
どちらも、論文の執筆者が論文出版加工料(APC)などの形で出版経費を支払う場合がほとんどです。

<APC割引情報>
図書館による購読契約等により、APC割引が適用される出版社は以下のとおりです。(2023年12月25日更新)
・Springer
・Wiley
・ACS
 2024年1~12月の間、転換契約により九工大所属者が責任著者の論文は、APCの免除または割引が適用されます。
 詳細は、こちら(学内限定ページ)。

・Science(AAAS)
 投稿者所属機関のScience Advancesにおける論文掲載実績等により5%~15%のAPC割引が提供されます。
 適用方法(PDF)

・MDPI
 Institutional Open Access Program(IOAP)プログラムにより、本学構成員がCorresponding Authorの場合、10%の割引が適用されます。
 適用方法(PDF)

・Microbiology Society(英国微生物学会)
 論文をオープンアクセスにするための費用(APC)が10%割引になるプロモーションコードを配布中です。
雑誌購読の有無に関わらず、どなたでも論文の投稿時にご利用いただけます。(有効期限:2025年6月まで)
 クーポンコードおよび適用方法(PDF)

<ハゲタカジャーナルについて>
査読誌であることをうたいながら、著者から論文投稿料(APC)を得ることのみを目的として、適切な査読を行わない、低品質かつ悪質なオープンアクセス形式のジャーナルを指します。
オープンアクセスジャーナルへの投稿時は、このようなハゲタカジャーナルでないかのチェックが必要です。
以下のサイトを参考に、ご確認ください。

・出版社がCommittee on Publication Ethics (COPE) に参加しているか。
 URL:https://publicationethics.org/members
・投稿雑誌がDirectory of Open Access Journals (DOAJ) に登録されているか。
 URL:https://doaj.org/
・Think Check Submitサイトを活用する。
 URL:https://thinkchecksubmit.org/journals/japanese/

また図書館では、定期的に講習会を実施しています。こちらの資料もご参照ください。
・2023年度実施の講習会資料はこちら(学内限定)
・2019年度実施の講習会資料はこちら(学内限定)

2. 購読型ジャーナルに投稿後、機関リポジトリに登録する(グリーンOA)

グリーンOAとは、著者が購読型ジャーナルで論文を出版後、オープンアクセスのリポジトリに保存するというものです。これをセルフアーカイブ(self-archiving)と呼びます。
本学では、業績評価システムと連携して簡単にリポジトリにセルフアーカイブできるよう整備し、グリーンOAを推進しています。
なお出版社への許諾等の確認は、図書館で行います。

・研究成果のリポジトリへの登録方法
・本学機関リポジトリ(Kyutacar)