【IT 就活生必見】 IT就活用語:〇aaS編
IT就活用語解説シリーズ:〇aaS編
飯塚LSSの上野です.
この記事では,企業説明会や面接(面談),専門適性検査等でもよく飛び交う語の一つである「〇aaS」という語についてご紹介します.
IT就活や情報処理技術者試験では頻出のキーワードになりますので,参考にしていただければ幸いです.
1.〇aaSとは?
まず,「〇aaS」の"〇"には,IやP,Sなどをはじめとする様々なアルファベットが入ります.それぞれ「IaaS」,「PaaS」,「SaaS」といった略称になります.
後半の"aaS"は,"as a Service"の略で,直訳すると「サービスとしての〇」という日本語になります.つまり,サービスの提供形態を端的に表すための略称です.
2.IaaS・PaaS・SaaS
「〇aaS」の中でも特に抑えておきたいのが,先ほどもご紹介したIaaS,PaaS,SaaSの3つです.
これらは,クラウドサービスの提供形態を端的に表した語であり,それぞれ以下の略称になっています.
- IaaS:Infrastructure as a Service
- PaaS:Platform as a Service
- SaaS:Software as a Service
従来は,Webページ(アプリ)を公開・利用する場合,自前で物理的なWebサーバを用意し,一から環境を構築する手法(=オンプレミス)が主流でした.しかし,この方法では初期費用の高さや保守・運用管理の煩雑さといった課題がありました.
これらを解決するための手段として,登場したのがAWSやGCP,Azure等をはじめとするクラウドサービスです.
これらのクラウドサービスの提供形態を分類したものがIaaS,PaaS,SaaSになります.具体的には,以下のように分類されます.
図解にすると,以下のような感じです.

3.番外編:その他の〇aaS
MaaS(Mobility as a Service)
複数の移動手段の検索・予約・決済に至るまでを,シームレス(一括)にまとめて提供するWebサービスです.運輸・鉄道・旅行系の企業に興味がある人にとっては,キーワードの一つになります.
BaaS
こちらは,「Backend as a Service」の略でもあり,「Banking as a Service」の略でもあるため,文脈によって判断する必要があります.
Backend as a Serviceについては,SupabaseやFirebase等がそれに該当します.
Banking as a Serviceは,銀行機能をAPIとしてオンラインで提供するもので,金融(銀行・証券)系に興味がある人は,ぜひキーワードとして抑えておきましょう!