教員向け利用案内

図書館で行っている研究や授業への支援内容(サービスの紹介や各種手続き方法)をまとめました。研究、授業にぜひご活用ください。

公費による図書の購入について

備品図書か消耗品図書かで購入手続きと管理方法が異なります。

備品と消耗品の違いについて

  • 図書は原則「備品」として情報基盤課(図書館)で管理していますが、「九州工業大学における図書館資料の管理基準」第2項(費用計上する図書館資料)に該当する場合は、例外的に「消耗品」として経理課で取り扱います。
  • ※具体的な判断基準等は、「九州工業大学における図書館資料の管理基準(要ログイン)」および経理課発行の「会計ハンドブック(要ログイン)」をご覧ください。
  • 図書は大学の学術情報基盤を形成する大切な知的財産の一つであり、将来にわたって蓄積・継承していく必要があります。管理基準に則り、適切な判断をお願い致します。

購入手続き

図書館に購入を依頼する場合

  • 大学図書館の個人ポータルサイトである「マイライブラリ」からお申し込みいただけます。
  • 九工大IDでログイン後、蔵書検索し、結果の「他大学所蔵」画面から「購入依頼」へ進み、必要事項を記入して送信してください。蔵書検索でヒットしない場合は、マイライブラリの「新規申し込み」-「購入を依頼」からお申込みください。必ず通信欄に経費名と予算コードをご記入ください。
  • マイライブラリが使用できない場合や一度に複数冊の購入を希望する場合は、必要事項(書名・著者名・出版社・出版年・ISBN・冊数・購入依頼者(所属/氏名)・経費名および予算コード)を記入したリストを所属キャンパスの担当係宛てにメールでお送りいただくことも可能です。
    問い合わせ先一覧

大学生協で購入した場合

購入時に店頭で「備品として購入するため図書館に納品する」旨お伝えください。その際、経費名および予算コードをご指定ください。

業者・学会等より直接購入した場合

購入した図書を、納品書(あれば見積書・請求書も)と一緒に図書館にお持ちください。学内便でお送りいただいても構いません。

検収

検収は図書館が行いますので、手続きは不要です。

支払い

物品請求システムへの入力は不要です。
図書館で検収を行った翌月に物品請求システムに反映されます。

貸出/更新手続き

  • 図書の貸出準備が整いましたら、購入者にメールで「図書整理済通知書」を送付しますので、図書館で貸出手続きを行ってください。
    • 若松キャンパスご所属の方は、「利用開始リスト」をメールで送付するとともに、貸出処理後の図書を学内便にて生命体工学研究科事務室にお送りしますので、お受け取りをお願いします。
  • 研究費で購入した図書は研究用図書(貸出期間1年間)として、研究室に置いて利用することができます。継続して利用を希望する場合、図書館より毎年6月に貸出中の図書確認書をお送りしますので、図書の所在を確認の上、確認書に押印し、図書館までご提出ください。貸出期間を1年間延長することができます。
    • 図書館に置いて広く学生に利用させたい場合は、購入依頼時に「学生用図書」(貸出期間2週間)を指定してください。
私費による立替払いは可能か?
立替払いを行った場合は、①立替払い報告書②支払および支払内容を証明する書類を図書と一緒に図書館にご提出ください。
なお、複数の支払書類をまとめて1枚の報告書に記入することはできません。
1冊の図書の支払いに複数の経費を選択することは可能か?
資産管理の都合上、1冊の図書に対して複数の経費を合算して支払うことはできません。

雑誌・新聞の定期購読について

雑誌の購入は、通常、年間予約購読の形をとりますが、外国雑誌と国内雑誌では扱いが異なります。

外国雑誌の購読申込・中止方法

  • 外国雑誌の購入については、毎年8月下旬頃に次年度分の購入希望(継続、新規、中止等)の照会を行い、10月末頃までに代理店へ予約を行います。予約雑誌の支払いは、当該年度当初に行います。
  • 購入価格については為替レートの変動も影響します。購入雑誌の選定にあたっては、価格変動を十分に考慮して支払いに支障のないようにして下さい。
  • 年度途中での新規購読および中止はできません。

国内雑誌の購読申込・中止方法

  • 国内雑誌の購入については、随時受付しております。「雑誌・新聞等申込書」(Word/31.1KB) (PDF/82.6KB)をご提出ください。
  • 購読中の雑誌については、毎年10月頃に次年度の購入希望(継続、中止等)の照会を行います。
  • 国内刊行の一般誌については、年度途中の購入や中止も可能ですが、学会誌や業界誌等は任意の時期からの購入や中止ができない場合もあります。
  • 年間契約の雑誌については、契約途中の中止はできません。

新聞の購読申込・中止方法

  • 新聞の購読については、随時受付しております。「雑誌・新聞等申込書」(Word/31.1KB) (PDF/82.6KB)をご提出ください。
  • 購読中の新聞については、毎年10月頃に次年度の購入希望(継続、新規、中止等)の照会を行います。
  • 年度途中の購読や中止も可能ですが、日割りの有無については販売店によって異なりますので図書館にお問い合わせください。

新聞(電子版)の購読について

請求書払いが可能なものについては図書館で購読手続きを行うことができます。クレジットカード払いのみの場合は立替払いとなりますので、経理課にご相談ください。

雑誌・新聞の受け取りについて

  • 雑誌は図書館に納品され、検収を行います。
    • 戸畑・若松キャンパスの方:学内便で各学科事務室やセンター等にお送りします。
    • 飯塚キャンパスの方:各自のメールボックスに配布いたします。
  • 新聞は申込時に希望の配達先(研究棟ポスト等)をお知らせください。検収は不要です。
  • 学生に利用させたい場合は図書館への配架も可能ですが、最新号の貸出はできません(最新号の前号までは貸出可)

雑誌の製本について

購読または寄贈を受けた雑誌について、一部については図書館で製本して保管しております。
戸畑キャンパスご所属の方には毎年6-7月頃に該当雑誌の搬入依頼を行っておりますので、利用を終えられたものについては搬入のご協力をお願いします。
飯塚キャンパスご所属の方には搬入依頼は行っておりませんが、寄贈は随時受付しております。

新聞が届かない、または購読していない新聞が届いた場合はどうしたら良いか?
図書館から販売店に問い合わせますので、問い合わせ先一覧より所属キャンパスの担当係にご連絡ください。
科研費で雑誌・新聞を購読することは可能か?
科研費の期限等が関わってくるため、あらかじめ研究企画課にお問い合わせください。

文献の入手について

九工大所蔵資料の検索・貸出について

九工大図書館の蔵書を検索する際は図書館ウェブサイトの蔵書検索をご利用ください。
貸出の際は職員証と一緒に資料をカウンターにお持ちください。
貸出中または他キャンパス所蔵の図書・視聴覚資料は、蔵書検索の「予約/取寄」ボタンから予約および取寄せができます(要九工大ID)。

貸出冊数・貸出期間
学生用図書 5冊・2週間
研究用図書 30冊・1年
雑誌 5冊・1週間
視聴覚資料 2本・3日間

貸出・予約・資料の探し方について詳しくは利用ガイド>学内の方へをご覧ください。

電子リソースの利用について

九工大では、Elsevier、Wiley、Springer等の電子ジャーナルや電子ブック、デジタルビデオコンテンツを契約しています。
 電子ジャーナルリスト
 電子ブックリスト
 デジタルビデオコンテンツ
図書館ウェブサイトの「電子ジャーナル・電子ブック」タブや電子ジャーナルリスト(SFX)からも検索できます。
VPNや学術認証フェデレーションにより、学外からも利用できます。

他機関からの文献取り寄せについて

本学に所蔵のない資料について、他館より資料の複写や図書そのものを取寄せることができます(一部有料)。

  • マイライブラリの「新規申し込み」-「複写を依頼」/「借用を依頼」画面から申請してください。
  • 公費支払いを希望する場合は、通信欄に経費名と予算コードを記入してください。図書館で四半期ごとに移算処理を行うため、物品請求システムへの入力は不要です。
  • 学内資料の電子複写を希望する場合もこの方法で申請してください。

複写物のお引き渡し

  • 戸畑/若松キャンパスの方は、図書館サービス係より、学内便にてお送りします。
  • 飯塚キャンパスの方は、分館図書係より各自のメールボックスに送付いたします。

貸借図書の貸出

  • 各係よりメールにて到着連絡を行います。図書館で貸出手続きを行ってください。
  • 若松キャンパスの方は学内便にてお送りしますので、受領書をご返送ください。

文献複写サービス一覧

◆依頼先の優先順位は、国内資料の場合1→2、国外資料の場合3→1→2→4となります。
◆4を依頼する場合は、事前に照会します。4を優先的に依頼したい場合は、文献複写依頼画面の送付方法の「DDS=Reprints Desk」をご指定ください。

RapidILLについて

RapidILLは世界600機関で利用されている、年間購読による図書館間相互貸借システム(ILL)です。

  • 国外の図書館からPDFで論文が届きます。
  • 文献到着が圧倒的に早くなります(多くが24時間以内)。
  • 利用者による料金の自己負担がありません。

図書館施設の利用について

図書館ではグループ学習や授業等に利用できる施設があります。一部の施設は利用にあたって事前に予約が必要なため、施設予約システムから申請をお願いします(要九工大ID)。
※戸畑本館のAVホールはグループウェア(Garoon)の「会議室予約」からも予約できます。

施設一覧(戸畑本館)

1階 グループラーニングエリア

48席(可動式)
グループ学習やグループワークを伴う授業、規模の小さなイベントにご利用ください。
◇プロジェクター/ホワイトボード/42.5型ディスプレイ

グループラーニングエリア

2階 グループ研究室

16席(可動式)
グループワークを伴う授業やゼミ等にご利用ください。
◇プロジェクター/ホワイトボード/モニター/メディアプレイヤー

グループ研究室

4階 グループ研究室

36席
授業やゼミ、小規模の会議等にご利用ください。
◇プロジェクター/ホワイトボード

グループ研究室

4階 AVホール

79席
学会、講演会等にご利用ください。
◇プロジェクター/ホワイトボード/マイク/スピーカー
※本学主催でない場合は有料になります

AVホール

施設一覧(飯塚分館)

2階
アクティブラーニングエリア

46席(可動式)
グループ学習やグループワークを伴う授業、規模の小さなイベントにご利用ください。
◇プロジェクター/ホワイトボード/メディアプレイヤー/マイク/スピーカー/ 50型ディスプレイ

アクティブラーニングエリア
無線LANは使えるか?
学内者向けのKIT-IA・KIT-IBのほかeduroam(別途申請が必要)がご利用いただけます。
学生証を利用した出欠管理システムはあるか?
出欠管理システムはありません。
図書館内で飲食はできるか?
ペットボトルや水筒などの蓋付きの飲み物のみ摂取が可能です。

研究成果の公開について

本学の「研究データポシリー」および「オープンアクセスポリシー」(令和6年2月)に則り、学術雑誌掲載後に研究成果を速やかにオープンアクセスにする必要があります。オープンアクセスにする方法は、本学の機関リポジトリで公開するグリーンOAと出版社にAPC(オープンアクセス論文掲載料)を支払ってオープンにするゴールドOAがあります。
オープンアクセスポリシー
オープンアクセスポリシー解説・補足

グリーンOA

学術機関リポジトリKyutacar(キューテイカー)で公開できます。
リポジトリとは、学内で生産された研究成果を電子的に蓄積・保存し、無償でWEBから学内外に発信するシステムです。
kyutacar
Kyutacar

リポジトリへの登録方法

  • 大学評価データベースの教員基礎データ登録時に自動的に業績データが図書館へ送信され、図書館で出版社許諾を確認しメタデータを付与してリポジトリに公開します。登録しない場合のみ、リポジトリ登録チェックを外してください。
    詳しくは研究成果の登録をご覧ください。
  • 著者最終稿(Accepted Manuscript : AM)のみ公開許可されることが多いため、必ず保管しておいてください。
  • 出版社によっては、1~3年の公開猶予期間(エンバーゴ)があります。その期間は公開できませんのでご了承ください。
著者最終稿(Accepted Manuscript : AM)とは?
著者版のうち、査読が済み掲載許諾を受けることになった最終原稿で、出版社で掲載用レイアウトに組版される前の原稿のことを指します。

ゴールドOA

出版者によって、APC割引が適用できます。また、転換契約によりAPCが無償になる場合があります。
APC割引やオープンアクセスにする際の注意点についてまとめたページをご参照ください。

学生向け講習会・学習支援について

詳しくは 学習サポート>講習会学習サポート>学生による学習支援 をご覧ください。

新任教員のみなさまへ

新任教員の方に向けて上記内容をまとめたPDF版をご用意しております。お手元に置いてご活用いただければ幸いです。
PDF(1.01MB)